総合建設コンサルタント 株式会社ソイル・ブレーン
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VLF探査

 岩盤裂罅水を対象とした地下水水源調査には、概査として、簡易な携帯用測定器を用いる低コストな探査法である電磁探査(VLF法,MT法)が行われることがあります。手順としては、地表地質踏査の結果やリニアメント解析をもとに探査を行い、それらの結果を総合考察することにより、水源候補地点等を選定することになります。
 VLF測定にあたっては、下図に示すような測定器(測定器EM-16/16R)を用い、データを記録した後、そのデータを解析します。

図−1 測定器概要及び測定状況 
(カナダ、ジオニクス社製 EM-16/16R)

 VLF探査測線は、調査範囲を縦断方向及び横断方向にカバ−できる測線配置を基本とし、空中写真判読よりリニアメント、あるいは現地踏査結果によって貫入岩等が確認された場合はその地点を補足できるような測線を考えます。なお、測点間隔は一般的に20m 程度とします。

 下図のように、測定で求まった傾斜角θの極大・極小の間を異常帯とし、フレイザ−関数を用いて整理した値の最大値直下を異常帯の位置と判定します。また、その地点での見掛比抵抗及び位相角の結果を考慮し、最終的な水源候補地点を選定します。




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