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維持管理調査>熱赤外線映像法

熱赤外線映像法

 熱赤外線映像カメラは、赤外線エネルギーを温度に換算する装置であり、以下のようなメリットがあります。
 (1)広い範囲を短時間に計測可能、
 (2)離れた場所から計測可能、
 (3)診断結果として熱画像を提出するため視覚効果が高い
 撮影にあたっては、表面が乾燥するまで待つ、日射のピーク時刻を把握、撮影角45°以内、壁面の汚れ(日射吸収量の違い)による温度差、測定深度が5cm程度等の留意点が必要ですが、上記のメリットを生かすことで、吹付のり面の老朽化診断、構造物等の維持管理調査に適用することが可能です。

 <吹付けのり面の表面温度測定事例>
測定装置:Nikon
サーマルビジョンLAIRD 3A
a)吹付けのり面全景
b)温度差画像例
中央中断部分
(15:30と7:00の差分)
 吹付け表面の温度状態は、吹付けのり面背後の状態によって異なっており、吹付けのり面表面からの赤外線による熱放射量を、下図に示すような熱赤外線映像装置を用いて面的に検知し、映像化することにより、吹付けのり面表面の温度分布状態を短時間に効率よく得ることができます。 測定にあたっては、日中と夜間等の気温差を利用して、同じ箇所で時間を変えて2回測定し、二時刻間の温度差画像を取ることで、空洞部である可能性が高いかどうかを考察します。

 <水道タンクの外壁温度分布測定例>  
 タンク写真

     熱解析画像

ブロック

最高温度

最低温度

平均温度

A

27.9

25.7

26.9

B

20.3

19.3

19.8

C

20.6

19.6

20.1

D

21.3

20.1

20.6


 <盛土のり尻部での湧水箇所の温度測定事例>  

湧水箇所

     熱解析画像

地点

a

b

c

d

温度

20.30

30.37

29.69

21.38

地点

e

f

g

温度

37.05

35.51 30.52




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