平成7年の兵庫県南部地震では、ポートアイランドをはじめとする多くの埋立地で岸壁や護岸が大きくはらみ出し、液状化下背後地盤に大きな変位が生じました。このような現象は液状化に伴う「地盤の流動化現象」と呼ばれることになり、単に液状化するかどうかの判断だけでなく、地盤の変位を含めた地震時の挙動を把握する必要も増えてきています。
当社では、全応力法による地震応答解析だけでなく、河川堤防への適用事例が多い「液状化に伴う流動の簡易評価法」であるALID/WINとFLIP研究会による有限要素法に基づく2次元動的有効応力解析プログラムFLIPVer6.0.6(Pre
PostはSoilWorks for FLIP Ver.250)をそろえており、それらにもとづく2次元の地震応答解析も可能です。また、LIQCA開発グループにより開発された有効応力に基づく2次元液状化解析プログラムLIQCA2D12(Pre
PostはSoilWorks for LIQCA Ver.150)による解析も可能です。
液状化判定結果(FL分布図)
流動化による変形図
ALID/WINによるによる河川堤防の2次元流動解析結果例動的解析事例
液状化による変形図
LIQCA2D12(Pre PostはSoilWorks for LIQCA Ver.150)による盛土の動的解析結果例