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岩盤崩壊に対する対策工設計

 写真に示す岩盤崩落の崩壊規模は、高さ230m、幅200mであり崩壊土砂は約77万m3と推定されています。調査地には、古生代の粘板岩と夜久野併入岩類の2種類が分布しており、粘板岩は崩壊地に広く分布しており、崩壊地の左翼側頂上付近は特にホルンフェルス化が著しくなっていました。夜久野併入岩類は数条の岩体として認められ、岩の分類としては塩基性のものが多く、いずれの岩石にも、方解石や石英等の白色脈が発達しているという特徴がありました。

 崩壊後は、復旧計画に基づき、安全確保のため崩壊地裏側より頭部排土工事を実施したうえで、安定勾配で掘削していく予定です。

対岸より崩壊地を望む
写真−1 崩壊地全景
写真−2 頭部排土工事状況


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